英検2級対策をしていた頃、
何か参考になることがあればと思って購入した一冊。
『小学生が90日で英検2級に合格する!』(新流舎株式会社)
孫 辰洋 (著)
我が家は丁度、英検2級のライティング対策中だった。
そして、
問題集の模範解答を一冊写経するという、修行のような取り組みを、
なんとか楽にしたかったのだ。
この本はタイトルだけ見ると、
「ゼロスタートの小学生が90日で2級合格」
を想像してしまう。
が、中身は違う。
想定読者は「ゼロスタートの小学生」ではない
本の対象は、
-
準2級取得者
-
もしくは3級合格で英検バンドが準2級に余裕で届いている層
上記と同程度の英語力がある
いわゆる
「もうかなり出来ている子」向け。
正直、ちょっと安心した。
本当に
ゼロスタートから90日で2級に合格できる魔法のメソッドが登場したら、
それは英語界隈にとって大事件である。
もしそんな本だったら、
「今まで自分がやってきたことは何だったのか」
と、ちょっと立ち直れないくらい落ち込んでいたと思う。
そして、英検2級対策を網羅する本でもない。
スポットライトが一点にギュッと当たっている感じだ。
小学生にとってネックになりやすい、ライティングに重点を置き、どうアプローチしていくか。その具体的な提案が主な内容だ。
小学生の英検2級ライティング対策として良かった点
小学生にとって最大の壁になりやすい
ライティング問題について、
-
どう考えるか
-
どう練習するか
が、比較的具体的に書かれている。
「小学生が書く」という前提で整理されている点は、参考になった。
身近な例に引き寄せて考える視点が紹介されており、実際に子供が書いた文章も載っている。
これは確かに有効だと思う。
ただ、そもそもテーマ自体をぼんやりでも知らなければ、引き寄せようがない。
結局、ある程度の社会知識は必要になる。
そして、我が家がこの本に書かれている通りのアプローチでライティング対策を進められたかというと、そうではない。
伴走者がポンコツすぎた。
難しいテーマを、日常生活に落とし込むという、高度な説明ができない。
いざ、対策書の例題を前にしたとき、「例えばこうやって考えてみたら?」が言えない。
子供と一緒にこの本を読んでみても、反応は「そう言われても、どうすれば良いかわからない」である。そりゃそうだ。私もわからない。
そこで、結局、泥臭く写経を続けるしかなかった。
最終的に頼れるのは、気合と筆圧だった。
ライティング以外の内容(リスニング・合格事例など)
-
リスニング対策
-
小学生が上位級に合格した事例紹介
このあたりは、
「ふむふむ」と読む感じ。
一方で、
-
海外ホームステイの勧め
-
留学前提の話
など、
富豪向け情報もそれなりに含まれている。
我が家とは住む世界が違う。
小学生の英検2級対策本としての結論
「この1冊で90日合格!」
というタイプの本ではない。
でも、
2級に挑む段階での“考え方の補助”
としては、ありではないかと思う。
そして本に書かれている内容を有効活用できるかどうかは、伴走者の能力次第だ。


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